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古い町並みにとけ込む、ダリアです。
切り花としてお花屋さんで見かけることは多いですが、地植えの姿はあまり見ないのではないでしょうか。
池坊いけばなでは、植物の本来の姿を見ることもとても大切なことです。
切り花にはない、生命力、パワーを感じました。
先日、毎年恒例となっている「巡回講習」に生徒さんたちと行ってきました。
今年は映画「花戦さ」で、立花が注目されていることもあり、
立花をメインとした心と技についての講義でした。
デモンストレーションでは、この時期きれいなクレマチス、蓮、ひまわりなどの自由花や、
共同作品の立派な古典立花なども披露され、
普段とは違った作品を楽しむことができました。
先日、ご入会くださいました夜間教室の男性の作品です。
どうだんつつじ、ガーベラ、ルリタマアザミを、涼やかにすっきりと生けてくださいました。
それぞれの花材の美しさが際立つ作品です。
(PCのかたは写真をクリックすると大きく見られます)
いけばなは男性も女性もたのしめます。
555年の歴史をもつ池坊いけばなを学んでみませんか。
日本橋三越での花展、大盛況、大混雑のなか、閉幕いたしました。
足をお運びくださいました多くの方に、感謝申し上げます。
私も28日、生徒さんたちと見学に行って参りました。
今回は映画「花戦さ」の上映を目前に控え、特別展示「映画花戦さの世界展」も併設。
オープニングには高橋克実さんら、出演者の出席のもと、開幕式が行われ、
期間中は劇中で使用された衣装も展示されていました。
映画「花戦さ」は、戦国時代を生きた三十一世家元、初代池坊専好の実話をもとに制作されました。
初代専好がどのように、秀吉、信長、そして、利休、茶の湯と関わってきたのか、
そして、劇中のすばらしい池坊作品の数々を、ひとりでも多くの方にお楽しみいただけたらと思います。
私も生徒さんたちも、いまからとても楽しみにしています。
日本いけばな芸術展の開催が目前となりましたが、
それが終わるとすぐ、毎年恒例の池坊展が開催されます。
今年のテーマは「花の力」。
池坊550年の歩みのなかには、間違いなくいろいろなことがありましたが、
「花の力」があって、絶えることのない550年があります。
戦さや戦争、震災・・
もちろん、それだけではなく、そんな大きな事でなく、
池坊を学ぶひとりひとりが、いろいろな困難もありながら「花の力」を得て、
550年のなかの1年、10年、50年をつなぎ続けています。
当教室でも、お稽古の一環として、こちらの花展を見学します。
池坊をつなぎ続けている生徒さんたちと共に、「花の力」を感じて来たいと思います。
みなさんもぜひ、お運びください。
いけばなの根源 池坊展
5月24日水曜日~29日月曜日
日本橋三越本店 本館7階ギャラリー
午前10時30分~午後7時30分(最終日は午後6時まで)
入場は閉場の30分前までです
毎年、ほんとうに多くの方にご来場いただいており、週末はとくに大変な混雑が予想されます。
お時間に余裕をもって行かれた方がいいと思います。