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初生け会とは、新年をむかえ、お稽古始め、生けはじめの会です。
京都では毎年家元で、厳かな初生け行事が行われ、テレビでも報道されていますね。
しかし、全国の池坊華人のすべてが京都に足を運べるわけではありませんので、
支所や支部単位で、行われたりします。
私の所属する千心会は、毎年、明治記念館にて華やかに行われ、
新しく誕生したいけばなの先生方の授与式やお食事会が行われます。
展示された花を観賞し、お祝いムードの中、和やかに歓談し、交流を深めます。
今年は、事務総長の池坊雅史さまや、すばらしい諸先生方がたくさんお越し下さいましたが、
遠い存在、というよりも、失礼かもしれませんが、なんだかとても身近に感じられた気がします。
同じ卓になった別のお教室の方々ともそうですが、池坊がすき。という強いつながりを持つ仲間というような、
そんな和気あいあいといった雰囲気に包まれたようにおもいます。
それは私だけではなかったようで、会終了後、生徒さんからも同じ気持ちを綴ったメールをいただきました。
なんだかふしぎです。
花が好き、池坊が好き。
たったそれだけ、でもそれが550年も続いてきたのですね。
2014年5月8日(木)~13日(火) 入場時間:午前10時~午後6時30分
日本橋三越本店 本館7階ギャラリー
今年のテーマ : 花の品格
毎年、大盛況の三越花展が、今年も開催されます。
お道具や書籍の販売もあります。
ぜひ、足をお運び下さい。
当教室も、花展見学にいきます!
およそ1400年前、京都の中心に聖徳太子が創建したと伝えられる六角堂。その六角堂の池のほとりに住いする僧侶が、朝夕に仏前に花を献じていました。その僧侶はやがて、池坊(いけのぼう)と呼ばれるようになり、六角堂からいけばなが広まっていきました。
池坊中興の祖 専慶が「花の名手」として、歴史上の記録『碧山日録(へきざんにちろく)』に初めて記されたのが、応仁の乱直前の寛正3年(1462)のことです。池坊は幾多の厳しい時代を超え、2012年、『碧山日録』の記録以来、550年という節目の年を迎えました。
これはまさに師から弟子、人から人へとその心と技が継承され、次代に即したいけばなをいけ続けてきたからに他なりません。
日本独自の豊かな心の文化として育んできた「華道」を、未来の人々に伝え続けるため、池坊は歩み続けています。
いけばな池坊 550年祭記念特別展 リーフレットより